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胃カメラを上手に受けるコツ

  私は、岩手医科大学 消化器・肝臓内科 胃腸グループ出身で、内視鏡検査を始めてからちょうど10年になります。私が上部消化管内視鏡(通称:胃カメラ)を初めて飲んだのは7年前で、「二度と胃カメラは飲みたくない!!」と思ったのを、今でも覚えています。
 そこで、胃カメラをできるだけ楽に受けるための「コツ」を、お教えしましょう!
 (絶対に楽だと、言い切れるほどのものではありませんが・・・。)


その1.前処理の喉頭麻酔が大事!b0199838_11392135.jpg
   胃カメラを麻酔なしで挿入すれば、誰もが「ゲェーッ」となります。麻酔の
  ゼリーは口の中にただ溜めるのではなく、舌根(喉の奥のほう)でしっかり
  治めます。


その2.検査台に乗ったら、できるだけ力を抜いて・・・
   ある、胃カメラベテランの受診者に、上手に飲める方法を聞いたことがあ
  りました。その方は、『検査台に乗ったら「まな板の上の鯉」になるんだ。』
  と教えて下さいました。


その3.唾を上手に処理しましょう
   検査中は、口の中に唾液が溜まり、放置しておくと誤嚥して咳が止まら
  なくなります。顔を少し下のほうに向けて自然に流れ出るのをまちます。


その4.あきらめる・・・
   どれも簡単なことではありません。もちろん最初から上手な方もいらっ
  しゃいますが、私にはとても出来ません。「ゲェーッ」となっても、号泣して
  も、自分が悪いわけではありません。施行者のせいにして、気楽に受けて
  みてくださいね!

                           
                           平成24年1月発行 第149号より

消化器内科医師 眞壁有美
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by itokukai | 2012-02-09 11:50 | 健康メモ

肺炎球菌ワクチンのすすめ

高齢者に多い肺炎球菌による肺炎
 日本人の死因の4番目が肺炎です。高齢者を中心に肺炎で亡くなる方は年間9万5千人に達します。70歳 未満の市中肺炎の起炎菌はマイコプラズマが圧倒的に多く、肺炎球菌が2番目です。しかし70歳以上の 市中肺炎の起炎菌は肺炎球菌が1番多く、インフルエンザ菌、嫌気性菌、緑膿菌と続きます。

肺炎球菌ワクチンについて b0199838_1074636.jpg               
 肺炎球菌は硬い夾膜を持っていますが、23種類の肺炎球菌の夾膜多糖体を用い た物と多価蛋白(ジフテリア毒素)結合肺炎球菌の2種類のワクチンがあります。 後者は抗体産生能力の弱い2歳未満の乳幼児に用いられます。これらを注射す ることにより、体の中で抗体が産生され、肺炎球菌感染症を予防します。
 ワクチンは肺炎球菌による肺炎の他に気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎な どにも有効です。効果は5年以上あります。65歳以上やハイリスク者は5年以上 経過後副反応に注意しながらワクチンの再投与が推奨されています。


ワクチン接種をした方が良い人
 65歳以上の高齢者、慢性呼吸器疾患、心不全、腎不全、肝硬変、コントロール不良の糖尿病、臓器移植 を受ける人または受けた人、多発性骨髄腫等の血液疾患、後天性免疫不全症候群等の方です。

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肺炎球菌ワクチンの副作用
 注射部位の腫れ、痛み、微熱、倦怠感、筋肉痛等みられることがありますが、
 1~2日でおさまり、安全に接種出来ることが確認されています。

                           
                           平成23年11月発行 第147号より

副院長 佐藤功
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by itokukai | 2012-02-09 10:21 | 健康メモ
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